
【二十四節気の献立|芒種】梅シロップ
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二十四節気に合わせた献立を紹介をするコラム。
小満から芒種にかけての初夏は手しごとが楽しみな季節です。
らっきょう漬け、実山椒の色々、そして梅しごとです。毎年この時期に実をつける梅は、梅干し、梅酒、梅シロップなど保存食になります。梅に含まれるクエン酸はビタミンやミネラルの吸収を促進する作用があり夏バテ予防も期待されます。芒種の今頃は青梅の時期ですので今回は梅シロップを作りましょう。ちなみに青梅はシロップや梅酒に、完熟の梅は梅干しなどに向いています。保存食は未来への楽しみをつくる手しごとです。
「梅はその日の難逃れ」と言います。梅雨のだるさをちょっとだけ助けてくれるあなたの味方になりますように。
SATOMACHIコーディネーター
野菜ソムリエプロ
タジリ チエ
〈二十四節気レシピ〉芒種
梅シロップ
===材料===
2リットル瓶分
青梅…1kg
氷砂糖…1kg
===作り方===
1. 青梅を軽く洗い水気をふきんなどで取る。1時間程度乾かしておくと安心です。
2. 竹串や千枚どおしでヘタをとる。
3. 瓶に砂糖→梅→砂糖と交互に入れる
4. 最後に砂糖で蓋をするイメージで入れて完成です。
===Point===
- 下準備|瓶の消毒・瓶はよく洗って消毒しておく。度数の高い焼酎などで拭いても良いです。
- 梅を洗ったらしっかり水切りしましょう。腐敗や傷む原因になります。
- すっきりした味にしたい場合は氷砂糖、コクを出したい場合はきび糖やはちみつを使っても良いです。精製されていない砂糖やはちみつは上級者向けです。砂糖の量はお好みで加減してください。
- エキスをしっかり出したい場合は実を冷凍すると細胞が壊れて生よりエキスが出ます。その場合は濁りが出ますので「そんなものだ」と思ってください。
- 漬けた梅も火入れすればジャムになります。