【二十四節気の献立|夏至】タコの酢の物

【二十四節気の献立|夏至】タコの酢の物

二十四節気に合わせた献立を紹介をするコラム。

梅雨に入りましたね。私が借りている畑の隣は田んぼで、毎日農家さんが田んぼに入って雑草取りをしています。雑草に栄養を取られず、美味しいお米を作るために大事な作業とおっしゃっていました。水をたたえた田んぼにはおたまじゃくしがたくさん泳いでいて、私が畦を通ると急いで逃げていきます。

さて、夏至の期間中に半夏生(はんげしょう)という七十二候があります。我が家では半夏生にタコを食べています。田植えを終えた稲がタコの足のようにしっかりと根付くようにという願いがこめられています。これは関西地方の食習慣だそうです。他にもうどんを食べる地域もあるそうです。改めて食習慣について調べるのも楽しいですね。

今回は私の母が半夏生の時に作っているタコの酢の物をご紹介します。ちょうど生のタコが手に入ったので、茹でるところから作ります。

今年のお米がタコの足のようにしっかり根付きすくすくと育ちますように。
そして梅雨のジメジメを、酢の物を食べてさっぱりすっきりできますように。

SATOMACHIコーディネーター
野菜ソムリエプロ
タジリ チエ

〈二十四節気レシピ〉夏至
タコの酢の物

===材料(4人分)===

タコ…200g
きゅうり…大1本
塩蔵わかめ…15g
片栗粉 適量

合わせ酢
l  お酢…大さじ3
l  砂糖…大さじ2/3
l  みりん…小さじ1
l  塩…少々

===作り方=== 

1.       タコの足は片栗粉をしっかり振って揉み込み汚れとぬめりを取る。水洗いした後サッと熱湯に通し斜め切りにする

2.       塩蔵わかめは塩を洗い流し、水を2度ほど変えて硬さが残る程度に戻し食べやすい大きさに切る。

3.       きゅうりは塩で板ずりし、表面に熱湯をかけて皮に鮮やかな色を出す。輪切りにして塩を少々振り水分が出たら絞る。

4.       合わせ酢を作る。味見して好みの味にする

5.       タコ、きゅうり、わかめをボウルに入れて合わせ酢で合える。

===Point===

  • タコの吸盤に汚れが残っていると臭みの原因になるのでしっかり取りましょう。ゆでタコを使っても良いです。
  • きゅうりの皮は熱湯をかけると青臭みが軽減され色鮮やかに仕上がります。
  • 塩蔵わかめの代わりに生わかめや乾燥わかめでも良いです。
  • 合わせ酢は食べる直前に和えましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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