【二十四節気の献立 穀雨】北村さん直伝 たけのこのあく抜き

【二十四節気の献立 穀雨】北村さん直伝 たけのこのあく抜き

二十四節気に合わせた献立を紹介をするコラムです。

直売所に行くとその土地の旬を感じることができます。この時期の直売所は山菜とたけのこが良く出ていますね。たけのこが出回ると嬉しくなってついつい手に取ってしまいます。でも大変なのはあく抜き。糠を調達して、大きな鍋でゆっくり茹でる…そこから改めて調理する。「美味しい」の手前って大変だなと実感します。

先日SATOMACHI主催で「きせつのたきこみ教室」を開催しました。その時に皆さんに紹介したのは「糠を使わないあく抜きの方法」です。この方法を提唱しているくいしん坊ド活たけのこ男子の北村さんに教わりました。これまでの常識を覆す簡単な方法で、これを知ればたけのこ料理のハードルがグンと下がり、ゆで汁も展開できます。ぜひチャレンジしてみてください。

 

SATOMACHIコーディネーター
野菜ソムリエプロ
タジリ チエ

〈二十四節気レシピ〉
北村さん直伝 たけのこのあく抜き

===材料===

たけのこ…好みの量 
水…鍋に入れたときたけのこがしっかり浸かる量

===作り方=== 

1.     たけのこの頭を包丁で斜めに落とし、背を上にし縦に切り込みを入れる。皮と身の間までぐっさり入れると次の工程が楽です。

2.     1の切り込みに両手親指を入れて、両側に開くように皮をむく

3.     根元の赤いイボは食感も悪くえぐみも出るので包丁でそぎ落とす。

4.     たけのこを適当な大きさに切って鍋に入れ、その中に十分につかるほどの水を入れて沸かす。かたさに合わせて約1時間ゆでたあと完全に冷ます。

===Point===

  • たけのこは曲がっていて背と腹があります。包丁を入れる時は背の部分にしっかり切れ込みを入れると皮がむきやすいです。
  • ゆで汁はよい出汁が出ています。捨てずに煮物の出汁などに使ってください。かつお節との相性抜群です。ゆで汁に少しお醤油を垂らすだけで旨みたっぷりのおつゆになります。掘りたての柔らかいものなら茹で時間は30分程度でも大丈夫です。

糠を使わないだけで、こんなに楽で美味しく仕上がるのかと驚きです。ぜひお試しください。

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