【二十四節気の献立|秋分】我が家のだんご汁

【二十四節気の献立|秋分】我が家のだんご汁

二十四節気に合わせた献立を紹介をするコラム。

旧暦の815日の月のことを「中秋の名月」と言います。今年は秋分の間106日です。なんとなく9月のイメージですが、旧暦ですので毎年日が異なり来年は925日、再来年は915日です。また今年の中秋の名月は満月ではなく、次にこの二つが重なるのは2030年になります。

 中秋の名月の食べ物といえば、おだんごですね。中秋の名月にいただく広島の郷土料理に「だんご汁」があります。私の実家では毎年母が作ってくれました。SATOMACHIのインスタグラムでも紹介したことがあるのですが今回改めてレシピを紹介します。一般的に広島のだんご汁(月見汁)は白味噌仕立てなのですが、我が家はお醤油を使ったすまし汁で仕立てています。少し手間のかかる郷土食ですがしみじみ美味しい我が家自慢の味です。参考になさってくださいね。

元は精進料理のだんご汁ですが我が家流でいりこと鶏肉を使っています。自分で作ってみて初めて母が時間と手間をかけて作ってくれていたと分かりました。ひと手間の理由を聞くと「この方が美味しいんよ」とサラッと言います。母が元気なうちに学んでおきたいひと手間です。


SATOMACHIコーディネーター
野菜ソムリエプロ
タジリ チエ

〈二十四節気レシピ〉秋分
我が家のだんご汁

===材料 4人分)===

だんご粉…1/2
だし汁(いりこ・昆布・乾しいたけ)…1l
ごぼう…1/2
にんじん…1/2
里芋…2
乾しいたけ…4枚
鶏もも肉…100g
長ねぎ…1/2
大根…50g程度
醤油

下ごしらえ(出汁の準備)
いりこは頭とワタを取る。こんぶは切れ目を入れる。
1,5ℓの水に乾しいたけと合わせて入れ、一晩冷蔵庫に入れておく

===作り方=== 

1.       ごぼう、にんじんは輪切りに、大根は食べやすい大きさのいちょう切り、長ネギも5mm幅程度の輪切りにする。里芋は皮を厚めにむき輪切りにし下茹でしておく。出汁のしいたけを取り出し、食べやすい大きさに切って出汁に戻す。

2.       鶏肉は1cm程度のこま切りにする。

3.       ごぼうを入れて出汁を火にかける。沸騰直前で昆布を取り出し、2分程度沸騰させた後、いりこをとり出す。だし汁はだんご粉用に75ml程度別にとっておく。

4.       にんじん、大根、里芋を入れて煮る。

5.       だんご粉に3でとっておいた出汁を入れてしっかりこねる。φ2cm程度の団子を作る。

6.       4の鍋に鶏肉を入れる。沸騰したら5のだんごを入れ、だんごが浮いてきたら塩、しょう油、長ネギを入れる。

 

===Point===

  • だんごに合わせて野菜もできるだけ丸く仕立てる。
  • だんご粉はしっかりこねると口当たりがよくなります。だんごを出汁で作ると味の馴染みが良くなります。

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