【二十四節気の献立|霜降】栗ごはん
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二十四節気に合わせた献立を紹介をするコラム。
先日、友人宅で栗拾いをしてきました。イガに包まれたぷっくりとした栗はサイズも大きくて、たくさん拾うことができました。友人によると最近は猪と栗の取り合いのようになっていると言っていました。栗の木の近くにある柵の外には確かに猪が掘った跡があり、イガを避けて栗を上手に取っているように見えました。猪の悪さには困りますが、上手に食べているのを見ると仕方ない気分になりました。
秋は果物狩りにも最適な季節ですね。ぶどう、梨、りんご、そして栗。秋の味覚狩りを親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。
霜降の献立は栗ごはんです。鬼皮(外側の皮)を剥くのにちょっとした工夫があります。
親子料理Point!
大きな栗の場合は皮を剥いたあと手で割ります。簡単にできるのでここがこどもたちのお手伝いポイントです。
ごはんはよくあるレシピよりも塩を少なめにして炊いています。私は薄味が好きなので、しっかり効かせたい方は多めに入れると良いですよ。おかずには甘辛い鶏つくねを合わせました。鶏挽肉と同量のお豆腐を入れるとかさ増しになり柔らかい食感になります。自家製の柚子胡椒を練り込んでいます。
SATOMACHIコーディネーター
野菜ソムリエプロ
タジリ チエ


〈二十四節気レシピ〉霜降
栗ごはん
===材料( 2合分)===
米…2合
栗…お好みの量で
塩…小さじ1/2強
水…炊飯器の線に合わせた量
※土鍋の場合は370ml程度(新米の場合)

===作り方===
前日の下ごしらえ
栗に穴が空いていないか見てみましょう。穴が空いていると虫がいることがあります。水を張ったボウルに5分程度つけてザルに開けてよく拭きます。拭いた栗をフリーザーバッグなどに入れ冷凍しておきましょう。
- お湯を沸かす(栗がかぶるくらいの量)沸騰したら火を止めて、冷凍しておいた栗を浸ける(1時間程度)
- お米を研ぐ。新米の季節は浸水の必要はありません。ザルにあけておきましょう。
- 1の栗を取り出し、鬼皮、渋皮をむく。大きな栗の場合は手で割っておく。
- お釜に米、炊飯器の目盛りの水(新米の場合は大さじ2程度減らす)塩を入れて混ぜる。3の栗を上にのせて炊く。
- 炊き上がったら15分程度蒸らし、しゃもじで全体をかき混ぜて茶碗によそう。

===Point===
- 冷凍したあと熱湯に栗を入れると鬼皮が柔らかくなり剥きやすくなります。
- 新米を炊く場合、お米の水分量にもよりますが炊飯器の線より水を大さじ2程度減らすと良いでしょう。お好みのかたさに炊いてくださいね。













